今回で基礎編は終了です。もう一息です、頑張りましょう。
(6)仕訳と総勘定元帳への転記(第3回でやった各勘定科目の残高の計算について)
前回でやりました仕訳ですが、仕訳を書き留めておく帳簿のことを仕訳帳といいます。
ただ、仕訳帳だけに記帳するのでは問題が出てきます。今日現在、いったいいくらの仕
入や売上などがあるかが一目でわからないのです。
簿記の基礎(第3回)のように仕訳が起こるごとにB/S,P/Lをつくることは実際には無理
です。
仕訳帳しか記入していない場合、例えば今月1000個もの仕訳があった場合、そのう
ちのどれが仕入や売上などに関わるもので、その合計金額がいくらかは仕訳帳をみて仕
入だけまたは売上だけ足し算、引き算をしなければいけないことになってしまいます。
もちろん、仕訳帳には仕入、売上と記載されているのでみればこれは仕入だ、売上だ、
と分かることは分かります。しかし、今日(べつに決算日とは限りません)までにいく
らの仕入や売上、現金などの残高があるかを「一目」で知ることはできません。
そこで、簡単にその足し算、引き算を(勘定科目ごとに)行うために仕訳帳を元に「総
勘定元帳」という帳簿をつけます。そしてこの、仕訳帳から総勘定元帳を作ることを
「転記」といいます。
《仕訳帳の記入例》
4月1日 現金 100 / 売上 100
4月10日 現金 200 / 借入金 100
4月15日 仕入 150 / 現金 150
4月25日 売上 20 / 現金 20
仕訳帳しかない場合の計算は、現金のあるべき側の借方100と200は足す、貸方の
150 と20は引く。合計すると借方に130の残があり、現金は130となります。
転記をする場合、この計算は現金の「勘定口座(といいます)」で次のようにおこない
ます。
資産(現金)の増加は借方に書き、プラスする。資産(現金)の減少は貸方で、マイナ
ス。
現金 (←残高を見たい勘定科目を記載)
──────────────────────────
4/1 売上 100(注) | 4/15 仕入 150
4/10 借入金200 | 4/25 売上 20
|
合計 300 | 合計 170
差し引きすると、借方に130の残高。つまり、4月25日現在、現金が130残ってい
る。資産(現金)のあるべき位置、借方に残っていることに注意。
(注)4/1 売上 100
売上100が現金100の相手の勘定なので、売上100と書きます。
この意味は、「4月1日の売上により現金が100増加した」です。
つまり、4月1日 現金 100/ 売上 100を表しています。
次に、売上の「勘定口座」を示します。
収益の増加は貸方に書きプラスする。収益の減少は借方に書きマイナス。
売上
──────────────────────
4/25 現金 20 |4/1 現金 100(注)
|
合計 20 | 合計 100
差し引きすると、貸方に80の残高。つまり、4月25日現在の
売上は80である。
収益(売上)があるべき貸方に残高80があることに注意。
(注)4/1 現金 100
現金100が売上100の相手勘定なので、現金100と書きます。
この意味は、「4月1日の売上により現金が100増加した」です。
つまり、4月1日 現金 100/ 売上 100を表しています。
そして上記の「勘定口座」の集まったもの(仕訳された全ての勘定について作る。この
仕訳例では、仕入と借入金も作る必要あり)を総勘定元帳と呼びます。
(7)簿記の流れ
一年を通すと次のような流れになります。
取引→仕訳→転記(総勘定元帳)→決算
決算以外は、もっぱら、仕訳と転記の日々です
おつかれさまでした。次回は現金の予定です。
※図表が崩れて見える方は、 http://www.mag2.com/help/r107.html を参考に、
等幅フォントに設定してご覧ください。
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