2009年1月7日星期三

簿記で脳トレ 第4回

今回で基礎編は終了です。もう一息です、頑張りましょう。

(6)仕訳と総勘定元帳への転記(第3回でやった各勘定科目の残高の計算について)

前回でやりました仕訳ですが、仕訳を書き留めておく帳簿のことを仕訳帳といいます。
ただ、仕訳帳だけに記帳するのでは問題が出てきます。今日現在、いったいいくらの仕
入や売上などがあるかが一目でわからないのです。
簿記の基礎(第3回)のように仕訳が起こるごとにB/S,P/Lをつくることは実際には無理
です。

仕訳帳しか記入していない場合、例えば今月1000個もの仕訳があった場合、そのう
ちのどれが仕入や売上などに関わるもので、その合計金額がいくらかは仕訳帳をみて仕
入だけまたは売上だけ足し算、引き算をしなければいけないことになってしまいます。
もちろん、仕訳帳には仕入、売上と記載されているのでみればこれは仕入だ、売上だ、
と分かることは分かります。しかし、今日(べつに決算日とは限りません)までにいく
らの仕入や売上、現金などの残高があるかを「一目」で知ることはできません。

そこで、簡単にその足し算、引き算を(勘定科目ごとに)行うために仕訳帳を元に「総
勘定元帳」という帳簿をつけます。そしてこの、仕訳帳から総勘定元帳を作ることを
「転記」といいます。

《仕訳帳の記入例》
4月1日  現金 100 / 売上   100
4月10日  現金 200 / 借入金  100
4月15日  仕入 150 / 現金   150
4月25日  売上 20 / 現金    20   

仕訳帳しかない場合の計算は、現金のあるべき側の借方100と200は足す、貸方の
150 と20は引く。合計すると借方に130の残があり、現金は130となります。
 
転記をする場合、この計算は現金の「勘定口座(といいます)」で次のようにおこない
ます。

資産(現金)の増加は借方に書き、プラスする。資産(現金)の減少は貸方で、マイナ
ス。

           現金 (←残高を見たい勘定科目を記載)
──────────────────────────
4/1 売上 100(注) |    4/15 仕入 150
4/10  借入金200    |    4/25 売上  20
            |
合計     300    |   合計     170

差し引きすると、借方に130の残高。つまり、4月25日現在、現金が130残ってい
る。資産(現金)のあるべき位置、借方に残っていることに注意。

(注)4/1 売上  100 
  売上100が現金100の相手の勘定なので、売上100と書きます。
  この意味は、「4月1日の売上により現金が100増加した」です。
  つまり、4月1日 現金 100/ 売上 100を表しています。


次に、売上の「勘定口座」を示します。
収益の増加は貸方に書きプラスする。収益の減少は借方に書きマイナス。
          売上
──────────────────────
4/25 現金 20  |4/1 現金 100(注)
           |
合計     20  | 合計     100

差し引きすると、貸方に80の残高。つまり、4月25日現在の
売上は80である。
収益(売上)があるべき貸方に残高80があることに注意。

(注)4/1 現金  100 
現金100が売上100の相手勘定なので、現金100と書きます。
この意味は、「4月1日の売上により現金が100増加した」です。
つまり、4月1日 現金 100/ 売上 100を表しています。

そして上記の「勘定口座」の集まったもの(仕訳された全ての勘定について作る。この
仕訳例では、仕入と借入金も作る必要あり)を総勘定元帳と呼びます。


(7)簿記の流れ
 一年を通すと次のような流れになります。

   取引→仕訳→転記(総勘定元帳)→決算
  
  決算以外は、もっぱら、仕訳と転記の日々です



おつかれさまでした。次回は現金の予定です。


※図表が崩れて見える方は、 http://www.mag2.com/help/r107.html を参考に、
 等幅フォントに設定してご覧ください。

簿記で脳トレ~簿記3級から始める経済の話
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