2009年1月7日星期三

簿記で脳トレ 第7回

今回は「当座預金」を取り上げます。

(1)当座預金と小切手
当座預金とは、銀行と契約をむすび、自社の当座預金口座
に預け入れたお金で自社が振り出した(=支払人となった)
小切手や手形を引き落とししてもらう(決済してもらう)た
めの預金です。

小切手とは自社が取引先などの相手先に振出し、そ
の小切手を銀行に持ってきた相手先に、小切手にかかれた金
額を自社に代わって銀行が払うものです。当然銀行は自社
(振出人)の当座預金から同額引き落とします。小切手には
銀行と当座契約をむすぶともらえる、小切手帳を使います。
小切手は取引の決済の際、多額の現金を持ち運ぶ煩わしさ、
危険を回避するためのものです。



手形については、改めて紹介しますのでお待ちください。
 
(2)当座預金の性格

 簿記の基礎(第2回)の(4)2006年9月12日の加筆
   
   資産とは現金自体。もしくはそれと引き換えに現金や
   「財産」・サービスを要求できる権利

 「財産」の追加をします

 当座預金は支払手段なので、引き換えになんらかの財産や
 サービスを要求できます。よって、資産です。
 財産は形あるもの、建物や備品など、サービスは形のないもの
、経営コンサルティングを頼んだときの代金などがあげられます。

 資産は増加=借方 
    減少=貸方

(3)当座預金の処理

 当座預金は1.預けたとき2.引き出したとき(必ず小切手を使う)
 の2通りです。

 1.預けたとき
 普通預金から当座預金へ1000振り替えた
   当座預金 1000 / 普通預金 1000

 普通預金は個人の皆さんも使っている、おなじみのものです。
 普通預金は資産ですから、減少が貸方です。

 2.引き出したとき
 水道光熱費500を小切手を振り出して払った
   水道光熱費 500/ 当座預金 500

 仕入300を小切手を振り出して払った
   仕入 300/ 当座預金 300

 水道光熱費と仕入はともに費用なので、増加が借方です。

(4)自己振出小切手と他人振出小切手
 
 小切手は自分が振り出したときと、他社が振り出したものを
 うけとった場合があります。

 自分が振り出したときは(3)のように考えますが他社振出
 の小切手(他人振出小切手)は入手したときに(相手の振出
 人は当座預金の減少仕訳 をしていますが)現金で処理します。
 銀行にその小切手を提示すればすぐ現金になるためです。
          → 現金について(第5回)2006年10月9日参照
 つまり、もらったら現金の増加、自社が振り出すとき(自己
 振出小切手といいます)は当座預金の減少です。

  売上500で代金は小切手でもらった
  現金 500/ 売上 500

ただし「もらった小切手をすぐ当座預金に入金した」と問題文に
書いてあったら当座預金で処理してください。
 
売上500、代金は小切手でもらい、すぐに当座預金に入金した 
 当座預金 500/ 売上 500
 
 以上です。次回は当座借越をとりあげる予定です。


※図表が崩れて見える方は、 http://www.mag2.com/help/r107.html を参考に、
 等幅フォントに設定してご覧ください。

簿記で脳トレ~簿記3級から始める経済の話
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